2012年7月13日金曜日

Jpopから島唄へ

末次です。

本日の事前授業では、参加メンバーに、奄美の島唄の世界に触れてもらいました。

まず、NHKの『SONGS』、元ちとせの回を観てもらい、J-popと島唄の関係について知ってもらいました。なんといっても、元ちとせさんは、奄美の島唄を世に知らしめるきっかけとなってくれた方です。

そして、そのあと、中村瑞希&ハシケンの『TSUMUGI』、朝崎郁恵の『海美』、中村瑞希の『Kafu』、前山真吾の『星降ル島ヌ唄』というように、J-popから、これの背景にある、奄美の島唄へと、だんだん近づけていってみました。

いきなりでは、今の学生には取っつきにくいかも知れない島唄の世界を、J-popの世界から入ってみることで、少しでも身近に感じて欲しいと思ったからです。

講義後の感想の1つは、島唄を聴いていると、気持ちよくなって、眠くなるというものでした。日本のうたの古層を伝えるとされる(『奄美島唄の世界』)奄美の島唄に反応する学生たちの奥底にも、日本の、アジアの唄表現が眠っていて、それが少し呼び起こされるのかも知れません。

奄美現地では、そういった文化のつながりを、少しでも感じてもらえれば、うれしいです。

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