2012年7月21日土曜日

愛する地元

末次です。

昨日、事前授業の前に、いつものように、学内の書籍部にふらりと立ち寄ったら、そこに見慣れた光景の写真がありました。

雑誌の『pen』の最新号で、特集は「愛する地元を案内します。」というもの。その表紙の写真は、奄美に行くと、私も一度はかならずお世話になる「かずみ」というお店の様子でした。

西和美さんが経営するこのお店は、地元でもよく知られたお店の一つで、和美さんご自身は、奄美島唄の代表的な歌い手(ウタシャ)でもあります。

このお店を紹介するのは、奄美出身で、J-popの歌い手である、中孝介さんです。写真の奥の方には、やはり三味線を持った、ウタシャである、築地俊造さんが写っています。築地さんは、民謡日本一を獲得したこともある、やはり奄美を代表するウタシャです。

今度の演習でも、学生を連れて、一度は立ち寄りたいと思っています。そうしたら、いつものように、そこで繰り広げられる、奄美島唄の会(うたあしび)に出会うことはできるでしょうか。

2012年7月20日金曜日

グループの顔合わせ


末次です。


本日は、事前学習最後の時間です。


よって、グループ毎の顔合わせを行いました。


今回のグループは、
   
■ハブ製品制作 2人
■海の自然観察 5人
■奄美黒糖焼酎醸造体験 2人
■カメラから見た奄美 7人
■三線職人の島シマ唄教室 2人
■映像から見る奄美 3人

の6つです。


上記写真の右端でピースをしているのは、参加者が一番多い写真グループの学生達です。どうも、いちばん元気なグループなようです。メンバーも、いきなり打ち解けていました。

2年前には希望者が居なかった「海の自然観察」班も、今回は希望者が居て、みんなとても楽しみにしています。講師の興さんは、奄美の海を知り尽くした方です。どんな自然体験になるのか、とても楽しみです。

また、今年はじめてできたグループの「映像から見る奄美」班も、本格的な機材を利用しての撮影となります。どんな映像ができあがるのか、楽しみです。お世話になるコシマプロダクションは、奄美の映像を撮り続けているところですので、学生をどのように導いて下さるのか、とても楽しみです。

現地ではグループとして、2日間一緒に行動するので、本日は、お互いの顔と名前を一致させておくことが目的です。すでに事前授業を一緒に受けてきた仲間ですから、グループになってもすぐに打ち解けていました。


さて、あとは、出発前のガイダンスを経て、いよいよ奄美大島に向かいます。 

2012年7月13日金曜日

Jpopから島唄へ

末次です。

本日の事前授業では、参加メンバーに、奄美の島唄の世界に触れてもらいました。

まず、NHKの『SONGS』、元ちとせの回を観てもらい、J-popと島唄の関係について知ってもらいました。なんといっても、元ちとせさんは、奄美の島唄を世に知らしめるきっかけとなってくれた方です。

そして、そのあと、中村瑞希&ハシケンの『TSUMUGI』、朝崎郁恵の『海美』、中村瑞希の『Kafu』、前山真吾の『星降ル島ヌ唄』というように、J-popから、これの背景にある、奄美の島唄へと、だんだん近づけていってみました。

いきなりでは、今の学生には取っつきにくいかも知れない島唄の世界を、J-popの世界から入ってみることで、少しでも身近に感じて欲しいと思ったからです。

講義後の感想の1つは、島唄を聴いていると、気持ちよくなって、眠くなるというものでした。日本のうたの古層を伝えるとされる(『奄美島唄の世界』)奄美の島唄に反応する学生たちの奥底にも、日本の、アジアの唄表現が眠っていて、それが少し呼び起こされるのかも知れません。

奄美現地では、そういった文化のつながりを、少しでも感じてもらえれば、うれしいです。

奄美でフラメンコ!?

末次です。

本日は、うちの職場の、安田せんせい率いるゼミが行う、恒例のBuzz Cafeでした。学生ラウンジを会場に、教職員、はたまた、卒業生までが、DJとして参加するイベントです。

私も、ゼミの学生(D-Pさん、写真一番右の人です) の編集による、ボーカロイド音楽を流す人、メディア(媒体)として参加しました。

写真中央は、私の前にスペイン音楽を流しながらDJをやられた田村先生、その先生が顧問をされているフラメンコサークルの、山田さんです。音楽に合わせて、フラメンコを踊られれたということで、その衣装で撮らせてもらいました。

山田さんは、この奄美プロジェクトにも参加します。彼女は、ほんとうに積極的で、奄美のあとは、八重山に渡り、鳩間島を訪れる予定とのこと。たしか、昨年は台湾のプログラムにも参加していました。

奄美では、青い海をバックに、フラメンコをぜひ踊ってもらいたいものです。オーレッ!

2012年7月7日土曜日

NO NUKES 2012

末次です。

今日は七夕です。

現在、USTREAMでは、「NO NUKES 2012」が中継されています。
http://www.ustream.tv/channel/nonukes-fes

これは、坂本龍一氏の呼びかけに応じた人々が、「脱原発」をスローガンに、千葉・幕張メッセに集まって行っている音楽フェスです。今日、明日と2日続けて行われます。

中継されているステージには、奄美大島本島出身の、元ちとせさんが登場しています。

実は、奄美大島が属する鹿児島県では、県知事選の真っ最中で、そこでも、川内原発の再稼働が争点になっています。投票は明日で、その結果が注目されます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120707-00000023-san-l46

2012年7月6日金曜日

シャーマニズム

末次です。

本日の授業は、このプロジェクト演習を私とともに担当していただいている、申昌浩先生から、奄美大島に深く根付いているシャーマニズムの話をしていただきました。

宗教学がご専門の申さんは、ジブリ作品の、『風の谷のナウシカ』(左の写真)、『となりトトロ』、『もののけ姫』などから説き起こし、人間が自然と直接向き合うことから始まったアニミズムの世界から、文化としてのシャーマニズムにいたるまで、具体的で、身近な用例を引用しながら、お話しをして下さいました。

申先生は、本来韓国の現代宗教を中心に研究されている方ですが、同行していただくので、私がシャーマニズムから奄美にふれていただくように、半ば無茶ぶりしたのでした。

しかし、申先生が取り上げ、比較された、韓国と奄美双方のシャーマニズムは、ことのほか類似していて、なかなか興味深いものがありました。両者の本格的な比較研究はあまりなされていないので、これからの研究課題として、たいへん面白いものだと感じました。このような世界に初めて触れる学生も多いようで、興味深く話を聞いていました。

最後には、今回のプログラムの中で「映像で見る奄美」班の講師を担当して下さる、地元のコシマ・ビジュアルさんが1978年に記録された、奄美大島のシャーマンであるユタの「成巫式」の貴重な映像を鑑賞しました。

今回の短い滞在では、学生たちが地元の民俗宗教に触れることはほとんど無いと思われますが、現地で接する島の方々の精神生活の背後にあるディープな世界を少しでも知っておいてもらうのも、交流を深める意味で、大切ではないかと思いました。


2012年7月1日日曜日

ワダツミの木

上野真美です。
投稿が遅れて申し訳ないです すみません。

元ちとせさんのCDとシーサーです〜